足底筋膜炎・足底腱膜炎

大田区足底筋膜炎専門外来
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歩いていたり、ランニングしたり、長時間立ちっぱなしの状態だったりと、日常生活における何気ない行動の中で、足の裏やかかとが痛くなる…。それは足底筋膜炎かもしれません。

足底筋膜炎、足底腱膜炎とは

足底腱膜炎の治療

足底腱膜炎とは、足底腱膜が炎症を起こし、痛みが生じる疾患のことです。足の裏には、かかとからそれぞれの指の付け根へと及ぶ靭帯性の「腱」が膜のように広がっており、この膜のことを「足底腱膜」と呼んでいます。また、足底筋膜炎と足底腱膜炎は同じ意味で使用します。

足底腱膜は足の裏のアーチ部分である「土踏まず」を支えるとともに、歩行時に少しだけたわんで、足への衝撃をやわらげる働きもあります。また、アキレス腱と連動して、効率よく踏み返し動作を行うといった作用もあります。

症状

足底腱膜炎専門外来

初期段階では、朝起きたときに痛みを感じたり、歩行開始時に痛みがあったりしても、歩いているうちに自然と治まってくることが多いため、そのままにしてしまいがちです。ですが、放っておくと痛みが慢性化したり、治りにくくなったりする場合もあります。さらにそれをかばうことで別の場所が痛くなってしまうこともあります。

原因

ふくらはぎが硬い人、足を引き上げる力が弱い人、スポーツや激しい運動で過度な負担をかける人、足の裏のアーチが崩れている人に加えて、加齢や肥満でも、足を踏み返すときに足底腱膜にかかる負担が大きくなり、足底腱膜炎になってしまいます。通常、かかとからふくらはぎの筋肉やアキレス腱が柔軟である場合、痛みは出ません。

10~20代の若年層に多いのが、激しいスポーツや運動を繰り返し行うことで足の裏に強い衝撃を受けて足底腱膜がダメージを受けることです。マラソンやジョギングなどを長距離で、特にアスファルト舗装された硬い道を走っているときは注意しましょう。長時間の立ち仕事も疲労の蓄積によって足底腱膜への負荷が大きくなります。高齢者は老化によって足底腱膜の線維が弱くなるため、激しい運動をしていなくても足底腱膜炎になる傾向があります。肥満も足にかかる負担が大きいことから、足の裏に強い衝撃がかかるような運動はできるだけ注意することを心がけましょう。

治療

治療法は、投薬や理学療法を行うことが基本です。痛みを取るために、非ステロイド性消炎鎮痛剤や湿布で炎症を抑えます。しかし、これだけでは根本的な解決にはなりません。理学療法士によるリハビリテーションを行ったり、完全オーダーメードの足装具(インソール)を作り、足底部のアーチ形態を整えたり、補正して足部の立体構造を改善する方法があります。

当院のスポーツ傷害専門治療では、まず痛みを止める治療、その後、原因となるフォームの矯正等をおこなうことで、インソール無しでも動作に支障がなくなっていきます。症状、重症度は患者さん一人ひとり異なりますので、患者さんに合わせたオーダーメイドの治療方針を計画し、ご提案、ご希望に合わせて治療をすすめます。

具体的には、超音波、ショックウェーブ、筋膜ストレッチ、鍼灸等があります。

超音波

足底筋膜炎の超音波治療

足底腱膜炎に対する超音波治療では、アキレス腱炎、オスグッド病やシンスプリントなどと同様に、低出力の超音波を患部に当て、炎症や腫れを抑え、痛みを軽減する目的で行われます。また、剥離した骨の骨癒合を促進させる効果、損傷した組織の修復を促す効果も期待できます。

ショックウェーブ

足底筋膜炎の衝撃波治療

ショックウェーブは、スポーツ医学の世界で筋筋膜・腱の疼痛緩和に即効性が高く、効率的な治療ができる最新医療機器です。

ショックウェーブは、日本語で衝撃波を意味します。衝撃波は、生体に照射することで様々な治療効果があり、現在では外科的手術をすることなく腎臓結石を体外から粉砕する技術に応用されています。当院では、衝撃波の中でもラジアル・ショックウェーブという安全性の高い低出力衝撃波を使って、筋・筋膜、腱の治療をおこないます。

患者さんの状態に合わせて、超音波治療と使い分け、最適な治療プランをご提案します。

筋膜ストレッチ

足底腱膜炎の整体

足底腱膜炎の原因は、使い過ぎの前に、姿勢や無理なフォームから起こることが少なくありません。

患者様によっては、「やっぱりね」と頷く方もいれば、「そんなところが悪いの?」と驚かれる方もいます。原因を把握できたら、今度はこれからの治療方針をご提案させて頂きます。

実際の姿勢矯正では、患者様の原因によって、治療する場所もことなります。一般的なボキボキやる整体ともことなります。治療後には、歩きやすい、走っても痛みがないなど今までと違う体の変化を感じていただけると思います。

鍼灸

足底腱膜炎の鍼灸治療

色々治療をしたけど、どうしても取れない痛みがある、どうしても曲がらない範囲がある。そんな時に試していただきたいのが鍼灸治療です。直径0.1mmしかない、髪の毛と同じ細さの繊細な鍼をピンポイントで障害となっている箇所におこないます。

鍼の効果には、痛みを止める、回復、再生を促進するなど様々な効果があります。現在の症状から、患者さんに最適の治療プランをご提案し、ご希望の場合は鍼治療もおこないます。

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